「健康オタク」という日本ならでの言葉がある。
健康に異常なほどに興味があり、当然実践している人のことを指しているとか。
私も”かなり”興味があるほうだ。だから「健康オタク」と呼ばれてもかまわない。
ただ、勘違いしていただきたくないことは、健康が人生の目的とは思っていないということである。
健康はただ単に「道具」に過ぎない。
健康を手に入れたら、いろいろなことが出来る。
そのやりたいことのために「健康オタク女史」を目指している。
そのために田舎に引っ越しもしたし、健康になるための他の様々なことを試している。
実はわたしには免疫障害の娘がいる。
この娘を少しでも健康な状態に回復すべくずっと悪戦苦闘してきた。
娘は親のわたしがいうのもなんだが、得意なことが結構あり夢も沢山あってその夢のためにかなりの努力もいとわない。申し分のない娘といっても過言ではない。
でもー。娘にも「玉にキズ」がある。
娘はとにかく体力がない。生まれつき心臓も肝臓も膵臓もあまり強くない。
そのためしたいことが全部出来るわけではない。
それを見ていて、わたしは心がとても痛い。可哀そうで仕方がない。
娘を助けてあげたい。
親なら誰もが思うように、自分の命をあげてもいいくらいに思っている。
だけどー。親も今一の健康状態。助けるエネルギーもない。だいたいが、こんなボロボロの命なんて、ほぼミイラ化した体なんて、いくらわが娘もご免こうむるに決まっている。
だから娘を助けるために親がまず初めに健康にならねば、というのが私の一番の動機なのだ。そして結果的に残りの家族も協力体制に入ることになった。
まず具体的な健康増進取り組みとして、生活をシンプルにしナチュラルなライフスタイルを心がけることが挙げられた。田舎に引っ越した理由の一つもこのことに他ならない。
今は家族全員で同じゴールに向かって邁進している。同志がいれば茨の道も辛くはない。むしろ楽しいくらいだ。
私は「健康オタク」になりたい。けれども・・・悲しいかな、健康じゃあないと健康オタクにさえもなれない、と気がついた。
(研究するにもエネルギーが必要・・・ですよね)
でも家族のお蔭で「健康オタク」にちょっぴり近づいたように最近思えるようになってきた。結果的に娘の健康にもい改善が見られてきたようだ。
「雨垂れ石をうがつ」だなあと思う。