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ミモザのアメリカ言いたい放題!

米国情勢下のダブルエコライフ

アメリカの節約家が絶対しないこと

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ニャンタは招き猫ニャ。僕は買い物なんてシニャ〜い。興味ニャ〜い。でも幸せニャイ!うちのしもべはいつもお金のことを話しているけどニャンで?金は天下の周りものだニョ!

ネット上で「絶対買わないもの」とか「絶対しないこと」などについて語っているサイトがたくさんある。

今回は、節約のために我が家がしていないことと、していることをご紹介したい。

 

1。自動車をローンで買わない。特に新車。

自動車というものはおそらく不動産の次に高い買い物だ。だが長く維持していても土地のように価値が上がるわけではない。反対に買ったその翌日からどんどん下がる。だから本当の意味で消耗品だ。従って新車を買うなど経済的な理由からなら無駄な行為と言える。我が家は新車を買ったことがない。比較的走行距離が(許せる範囲で)少ない10年以内の自動車を現金で買うことにしている。中古車はメンテナンスをきちんとしないといけないが夫が得意なので問題ない。燃費のためにハイブリッド車を購入することが多い。

もしお手頃だが現金では買えそうもない自動車を見つけたなら、ローンを組むことも考慮されるが、利息が2%以下でないと検討外。

 

2。不動産の支払いは、最低支払い金額ではなく、余計に払う。アメリカでは月に2回別払いをする(1回の支払額を2回に割る)と総合的に払う利息が減るシステムになっている。だからそうしている。さらに数年前から支払いをだた2回にするだけでなく金額も二倍にし、支払いスピードを加速している。あと8年で払い終わる予定!

 

2。銀行口座の残高を常に把握し、それ以上の出費を避ける。

買い物をした日は毎晩残高に目を通し記録することを忘れない。

 

3。予算を立て予算に忠実であることを忘れない

毎月必ず自分の家の家計を評価し今後の対策に役立てる。

 

4。新品のものを買わない。

これには服と家具と工具とあらゆるものが含まれる。

体に身につけるものは下着と靴下のみが新品。残りは人からタダでもらったものか、リサイクルショップで品質の良いものを買う。流行に飛びつかない。

家具は基本的に全部タダがタダ同然。見た目が悪いものは修復するか小細工をして改善。DIYに使う 工具は中古だが木材は新品が多い。タイルなどは大セールかタダでもらう。

 

5。床屋、美容院に行かない。

家族全員の散髪、パーマ(しないけど)、髪染め(最近はしないけど)を私が担当する。今のところ問題なし。

 

6。化粧品を買うのは年に一度以上はしない。

私が買うものは、ナチュラルファウンデーション(約1500円)とナチュラル口紅(約600円)とその1ドルショップ(百均ショップ)のマスカラ(約100円)のみ。完全になくなるまで使う。

化粧落としは台所のココナッツ油。洗顔用石鹸など買わない。蜂蜜で洗う。

 

3。外食を避ける。

外食は、知り合いや職場の人から頂いたレストランのギフトカードを使いタダで実行。これ以外はなし。お昼は全部お弁当を持参する。例外は日本からお客様が来た時のみ。

 

4。クレジットカードはなるべく使わない。でもどうしても使わない時があるならその時はすぐに使った金額を支払う。

請求書が来るのを待たない。こうすれば支払いを忘れないし、利息を支払うこともない。

 

5。周りの人と足並みを合わせない。比べない。

他の人になんと思われようと関係ない、と自分に言い聞かせる。中身で勝負!

 

6。借金をたくさん抱えているにもかかわらず身の程知らずの生活を営んでいる人とは付き合わない。(うちの息子の事。大汗。)

 

7。ホットで豪華なバケーションに行かない。

行くなら、キャンプや近場ですませる。我が家は夫の学会の関係で他州に行く機会が多くあり便乗して行った。だからかなり安くすませることができた。他に友達の所有するキャビンをタダで貸してもらったり、シーズンオフという手もある。冠婚葬祭のついでにちょっと観光をするということもあった。だが基本的に「楽しむだけのための」旅行には行かないことになっている。

 

8。品物の金額を比較してからでないと買わない。

当然だが、時間がなかったり「惚れてしまった」場合は比較なんて考えはどこかに消えてしまっているのが普通。何事も分析して対応。まあ失敗もあるが。

 

9。退職金を貯めることを怠らない。

借金があるなら、借金を一刻も早く返すことに集中し、その後貯金に集中。貯金の一部が退職金に回る。資産を増やすために投資も考慮。

 

10。生命保険を無視しない。

一回申し込んでも、そのままにしておかない。最低1年に一回は見直す。

 

11。食べ物を無駄にしない。

当然だが残り物を無駄にしない。期限前に使うように気をつけている。人からの頂き物はありがたく頂戴する。食べきれない場合は冷凍。

 

12。新品の本を買わない。

最初に図書館を通して借り、その後かなり気に入って今後も頻繁に読む物なら中古品を買う(図書館で年に何回かセールをしていて一冊25セント(30円)で買っていた)。音楽のCDなどご娯楽に関するものも買わない。

 

13。安売りの時に余分に買うことを忘れない。

いきなりなくなって店に走っていって慌てて買うなら値段比べや品比べをする余裕がない。 ストックアップをしておくとちょっちゅう買い物に行かなくて済むので、その点でも節約につながる。ここは大雪が降るので家に何日も缶詰になった時にも困らない。

 

14。値段は可能なら交渉することを忘れない。

日本人は「失礼だから」とか「恥ずかしいから」とあまりやりたがらない行為だが、我が家は自動車や傷物などは交渉する。たくましい中国人を見習うべき。

 

15。お金が出て行くだけの趣味を持たない。

趣味は、目に見える何かをもたらす類及び生産に繋がることにする。例えば健康とか食物とか。

野菜作り、服作り、家具作り、料理、運動などが趣味なら、お金が出て行くだけでなくプラスの部分がある。一般的に人は自分の心の欠陥を埋めるために趣味を持ち、多くの場合は外部からの刺激を求めるような娯楽活動に時間とお金が費やされる。これだと一時的に楽しいような感じがするが、それはいずれ飽きてしまうので継続することに虚しさを感じる。経済的にも賢明ではない。趣味が収入や節約につながらせるようにするといい。

 

16。スポーツジムのメンバーにならない。かっこいい運動着も買わない。

その辺の道を走っていればよろしい。筋トレ?掃除とか片付けとか家財修復とかで十分トレーニングになる。肉体労働をすれば良いのだ。服なんて動きやすければ別になんでもいい。靴は足を守ってくれるものならそれで十分。私のジョギングシューズは3ドルだが(350円くらい)全然問題なし。

 

17。感情に任せて買い物をしない。

最低1日待つ。買いたいものは、必需品であるか、ただ欲しいだけか、一日待って(できるなら1週間待って)よくよく考える。大体が熱が冷めて買わなくなる。

 

18。健康を犠牲にしてまで節約をしない。

アメリカではラーメンが異常に安いので学生などこればかり食べている人が多い。でもこれで体を壊したら医療費でもっとかかることになる。なんのための節約か。だからここは妥協できない。だがすべてオーガニックで行くと食費だけでかなりの金額になる。

従って自給自足できる面は実行し、残りは足りない頭をひねるしかない。

我が家は果物の木が何本もあるので、実をジュースにしたり冷凍させて食用に使っている。野菜は家庭菜園と庭に食用にできる植物が沢山生えているのでそれも利用している。全部オーガニックである。

残りはファーマーズマーケットという地元の農家が出している青空市(冬は建物の中)でオーガニックの野菜を買う。肉類も、ホルモンなどの入っていない種類をスーパーのセールの時にまとめ買いをして冷凍庫に保存。

 

19。光熱費を下げることを忘れない。

アメリカ人は家の中の温度を快適に保つことに余念がない。だから冬でも家の中でTシャツでいられるのだ。我が家は人がいない昼間は温度を下げ、夜はちょっとあげるが、それでも寒い。抜くことができるコンセントは全部抜いてから就寝する。

夏は日本人にとってはちっとも暑く感じられないので冷房などつけない。夫はそれでも暑い暑いと文句を言いすぐ冷房を入れる。その都度私がさらにブツクサ言いながら冷房を止める。会社も冷蔵庫の中身のように寒い。この理由で私は「夏服」というものに無縁である。夏でも長袖長ズボンのみ。絶対電気代の無駄!資源の無駄!

 

19。常に学び情報を収集することを怠らない。

これは結構難しい。だかきちんと実行している人は明らかに経済に反映している。

 

まとめ

もっとあるかもしれないが、大まかなところではこのくらい。

ほとんどが常識なのだが、実行している人は少ないはずだ。

言えることはこのくらいすれば経済的自立を図ることは可能だと思う。

もっとも大切なことは17番目の、感情に任せて買い物をしないということで、この項目が他の全項目の基盤であると思う。

 

ご存知のように、

感情が私たちの理性を支配するため(例:恋愛)そこから問題が多発する。

考える高等動物である人間がなぜできないのか。実に謎。

感情を理性に従わせることさえできれば多くの問題を解決できることだろう。

ただ、それも分かっているけどできないのが人間なのだ。

どっちが主人なのか。

全くもって

困ったものだ。

 

 

 

 

イラスト:MCL