財政管理能力
お金を使うことは確かに楽しい。
一時的な喜びをもたらしてくれる。
ただお金を使う事が最大の趣味で喜びだと思っている人は問題があるのではないだろうか。
さらに、このくらいいいか、と思っていてもチリも積もれば山となるので、後々が怖い。
使い過ぎや買い物依存症は心の問題である。
自分の中の空虚さを埋めるために物を買い、
物で自分の心を満たそうとするのだ。
果たしてそれでいいいのだろうか?
少ない収入でも自制できる人は貯蓄を心がけ、後々必ず大きな違いが出る、というのは今更言われるようなことではない。いつの時代でもどこの文化でも言われていること。
反対にいくら稼いでも、自制が無い人は、結果的に前者より貧乏になる確率が高い。
アメリカのプロのアスリーツなどは短期間で大金持ちになり華やかな生活を営む一方、財政管理を怠る人が多くいる。かといってずっと現役でアスリートを続けられるわけではない。そのため資産はあっという間に底をつき、それなのに生活水準を落とす気はさらさらないので、今度は借金で首が回らないようになっていく。
確かに、収入は多ければ多い方がいいかもしれない。
でもいくら稼ぐかよりこの財政管理能力の方が大切ではないだろうか。
1円でできること
英語圏に「ペニーをおろそかにする人はペニーで困るようになる」ということわざがある。
1ペニーは1円にあたる。
たかが1円されど1円。
1円を大切にする人はケチなのではなくて賢明な人なのだ。
その1円で人の命が助かることもある。
- まずは、ユニセフに1円募金したらどんなことが可能なのだろうか。
1.はしかやビタミンA欠乏症による合併症を予防したり治療したりするためにビタミンAカプセルを1錠支給することができる。
2.1円×6回
6円で急性下痢症による脱水症状から子供の命を守るために経口補水塩1袋と安全な水を支給することができる。
3.1円×12回
12円でポリオ経口ワクチン1回分を支給することができる。
4.1円×48回
48円で4~5リットルの水を浄化することが出来る浄化剤を50錠支給することができる。
5.1円×79回
79円で子供二人分の鉛筆とノートを支給することができる。
(出典:ユニセフ募金 1円でできることはたくさんあります!https://matome.naver.jp/odai/2150367212010047201)
- さらに、100円なら何が買えるか?
ペルーではマンゴ1キロが買える。
フィリピンではレストランでのフルコース一食分になる。
- 1万円(110ドル)ならヤギを一頭買ってあげれる。その一頭は家族にミルクを提供し収入減にもなる。
(https://www.compassion.com/catalog/donate-a-goat-charity-gift.htm)
世界は貧しい
驚くことに、世界には1日1.9ドル(≒200円)以下で生活する人が実際7億人もいる!
世界196の国・地域のうち146国、つまり全世界の約74%が“途上国”と呼ばれている!
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/oda/page22_000783.html
また世界では1分間に17人が飢餓の原因で死んでいる。
https://jifh.org/pdf/joinus_plan/plan01.pdf
もし貴方がどうでもいいことにお金を使いたくなったら、
自動販売機で缶ビールやタバコでも買いたくなったら、
まともな教育も受けれず、おなかをすかせ、生死をさまよっている途上国の子供たちのことを頭に浮かべて欲しい。
そして貴方がどうでもいいと思っている1円を彼らに是非送って欲しい。
もし彼らのことがたとえ一瞬でもあなたの頭の片隅をよぎるなら
あなたは容易に自制をすることができるようになるでしょう。
最後にもう一つ。
苦しんでいる人のことを心にかけてあげることこそが
”本当のクリスマスの心”なのです。
そして他の人のために生きることが自分の幸福への道なのです。
Merry Christmas to ALL!