https://blog.with2.net/link/?2024349 /

ミモザのアメリカ言いたい放題!

米国情勢下のダブルエコライフ

自然と生活の音を聞くことは心の声を聞くことにつながる

街には様々な人口音が入り混じっている。

面白いといえばそうかもしれない。

でも騒音に慣れてしまうのも怖い気がする。

 

最近は、静寂に耐えられない人が多い。

すぐに音楽をつけたりとせわしない。

 

実はわたしも、あまりの静寂だと落ち着かなくなってきてついつい何かの音が恋しくなってしまう。何かしながら音楽を聴くことも多かった。

 

でもある日、常に人口音に触れていると、自分の声が聞こえなくなるということに気がついた。

音楽を聴いたりすることにより、自分の声を打ち消していたのだ。

その事により自分を見失ってしまっていたかのようだった。

それで意識して何も聞かずにいる努力をしてみた。

すると自然の音や生活の音が耳に届くようになってきた。

 

音楽をつけなくとも自然の中に音楽があり、生活の中にも音楽がある。

それはあまりにも静かすぎて気をつけていないとうっかり聞き漏らしてしまいそうに小さな音であることが多い。

 

なんと美しい旋律なのだろうか。

なんと穏やかでなつかしい音だろうか。

子供の時に無くしてしまった忘れ物を見つけたように感じる。

 

 

f:id:MimosaPalette:20200111060526j:plain

(出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ab/William_McTaggart_-_Spring_-_Google_Art_Project.jpg/300px-William_McTaggart_-_Spring_-_Google_Art_Project.jpg

自然の音。

 

雨の音

風の音

雷の音

雪の音

川のせせらぎの音

木の葉の落ちる音

鳥の声

どんぐりを探すリスの足音

 

今それらの音を黙って聞くことがあるだろうか。

 

ザーザー

ピューピュー

ガラーン

シンシン

シトシト

サラサラサラ

ザワザワ

ヒラヒラ

コッコー

カサカサ

 

豊かな音。

清らかな音。

 

f:id:MimosaPalette:20200111060212j:plain

パン焼き。(出典:http://1.bp.blogspot.com/-sfT8jy6MWHE/UAhSpcYrt-I/AAAAAAAAHII/4-C8wQ98G-I/s1600/Helen+Allingham+-+Baking+Bread.jpg

生活の音。

 

洗濯物をたたむ音

窓を開ける音

布団を叩く音

テーブルを拭く音

食器がぶつかる音

台所の水の音

料理をする音

ほうきで床を履く音

クローゼットのドアを開ける音

タンスを開ける音

歯磨きの音

服を着替える音

猫の喉を鳴らす音

 

口をつぐみ

今するべきことをゆっくりやってみる。

そして音に耳を傾けるだけのこと。

音がわたしの心にこだまし

騒がしいわたしの心は黙りこくり

ふんわり軽くなってくる。

 

カタカタ

トントン

コトコト

グツグツ

ギーギー

パンパン

コンコン

パサッパサッ

スースー

キュッキュ

 

幸せな音。

家庭の音。

 

自然は自分に素直に生きていて自分の音を持っている。

生活の音も飾り気のない素直なそれ自体の音。

マインドフルな音。

 

人もマインドフルに生きると、自然や生活の音に心を留められるようになってくる。

そして次第に自分の声も聞こえるようになってくる。

 

自分の声を聞くためには

自分に素直に生きることが必須。

 

素直に生きるためには

今の自分の心に耳を傾けること。

それがマインドフルに生きること。

 

マインドフルに生きるということは、

今この瞬間に起きていることを全六感で受け止め、感じること。

丁寧に生きることでもある。

座禅をくまなくともできること。

 

自分の声。

それを聞き分けることができる人は少ない。

だから今この時だけ

思考を雲の中に追いやり

耳を澄ませてみて。

 

 

 

 

 

 

イラスト:MCL