メイン州のとあるレストランが店開けをした。とにかくこれ以上店を閉めておくわけにはいかない。そんな余裕はゼロなのだ。テイクアウトと手があるが、それだけでは店の存続が不可能。
それに2メートルの距離を守ればいいのではないか、ということで開けてみた。
ところが知事の命令に従わなかったということで、店の営業権を取り上げられた。
そのことでたくさんの人が抗議を始めた。
ゴルフコースや美容院はいいけど、飲食店は6月1日までダメとはどういうことか?と多くの市民が疑問に思っている。締め切った場所に多くの人が集まるのがいけない、というなら一度に店に入る客数を制限したら良いのだ。
このロックダウンから来る経済的影響は本当に大きい。飲食業界は破産寸前である。
中小企業は死ぬか生きるかの瀬戸際にあるのだ。彼らは日々不安を抱えて生きている。
このように、ロックダウンは経済的な問題だけでなく、精神問題も来らす。
仕事がない=お金がない=不安=ウツ。
外部や人と触れ合わないことも精神異常を来らす。
引きこもり=誰とも話さない=考え事をしすぎる=頭が狂ってくる。
精神衛生の問題
娘にはボーイフレンドがいる。でもこのロックダウンの延期続きで会うことができない。
彼は銀行で、モーゲージオフィサー(不動産のローンを組む人)の仕事を始めたばかりだ。でもこの景気で家を買う人などほとんどいない。で、自分が買うとか言っていた。すご〜い。こんなに若くて不動産を買うなんて。すごい人だ!こんな世の中でも問題なく生きている人もいるんだ!と思っていた。
しかしそれは間違っていた。先週末に、彼は自殺するべく国立公園内の湖に向かった。フェースブックにそれをほのめかすような怖いコメントが残されていたのでそれを読んだ友達と娘は警察に連絡を入れた。
その後、無事保護されやっと連絡がついたが、彼は目を真っ赤に腫らしていてとても娘と話をできるような雰囲気ではなかった。娘は「どうしたの?説明して」とお願いしたけれど、今晩話すよ、と言ったと思ったら連絡は来ず、翌日連絡をするはずになったけどドタキャンされた。今日もまたドタキャンかその連絡も来ないと予測している。
引きこもり生活は確実に人を狂わせる。彼は識者で哲学者タイプなのでこもるとますます考え込んでしまうきらいがある。何を悩んでいたのかはわからない。仕事が解雇になったことも考えられる。彼はよくよく物事を考えてから話すタイプなので聞き出すことは困難だ。
とりあえず命は救われたけれど、救ってもらって本人は喜んでいるわけではない。今後のことを思い暗くなっていることだろう。社会と自分の心の問題に振り回されて、生きていくことに意義を見出せなくなったのか。
もともと何かの精神疾患を抱えていたのかもしれない、それが今回のことで悪化したとも十分考えられる。
2020年に社会に飛び出していく若者の状況はとんでもない。
このロックダウンがもたらした経済低迷を挽回するには時間がかかるだろう。
とりあえずなんでもいいから仕事を見つけるべく皆頑張っている。しかしミシガン州だけで30%の失業率で、これに卒業生が加わることで、失業率は上がる。だからこの中で経験の少ない若人が仕事にありつくのは至難の技だ。
一人でストレスを抱えるのもまずい。でも近くにいる家族や友人とオンラインで連絡を取り合うくらいしか精神サポートはない。
だから、当然ウツや不安になってもおかしくない。
ウツが悪化すると自殺もあり得る。現にそんなケースが増加している。
そんな世の中なのだ。
私もいつ職場に戻れるか未定だ。
他の部署では8月まで在宅ワークを続けると発表になったと聞いた。
噂
巷の噂によると、このコロナ大騒動は、ビル・ゲイツ氏の策略であるらしい。
ワクチン開発のための資本家の代表が彼で、売れば彼が大儲けできる。確かにコロナウィルスは今までにない強烈なウィルス菌の一種というのは真実らしいが、でもそれを使い世界をコントロールしようとしている黒幕の一人が彼ということらしい。さらに、世界人口をコントロールしようとしていて、One World Oder(一つの世界秩序:つまり世界を一政府だけでまとめる)という政治家の魂胆の一部らしい。社会問題を減らすべく対策であるらしいが、社会主義に向かっていると見えてならないと市民は恐れている。
上のリンクは、誰かが消滅させたようなので閲覧がすでにできなくっている。
どうもアメリカは本当に共産国になりつつあるようだ。
(そういえば、オバマ政権時も、彼の悪口を書いたサイトは全部アクセス不可になっていた)このままで行くと言論の自由も無くなるかもしれない。
実際、すでに無くなり初めている。
精神の健康も大切
なにはさておき、下々の者にとっては、政治家の悪巧みよりも今後どうやって生き延びて行くかの方が重要だ。夫は州立大勤務の公務員なのでとりあえず問題はない。でも、うちの3人の若人の仕事探しの方が心配だ。なるべく明るく希望を持って今できることを頑張るしかないと、言っているが、毎日明るくというのはこの現況では厳しい。
コロナ感染を死滅させることも大切かもしれないが、政府には同時に市民の精神衛生の方にも焦点を向けてもらいたいものだ。
注記:先日、連邦政府からstimulus check(景気刺激対策の一部である市民への金銭的援助)という名の入金が入った。stimulus checkというのは景気を刺激するためのもの、つまりこのお金で買い物をしてちょうだいということを意味する。
それで早速店に(必需品のみ)買い物に行ったが人足は少なかった。オンラインで買い物しているだろうか。
いや、そんはずがない。景気が悪いと人は買い物などしないのが普通だからだ。