焚き火が映える季節がやってきた。
焚き火を英語ではbonfireと言う.
その語源は、その名の通りbone(骨) とfire(火)から来ている。中世英語でもともとは祭り時にオープンなところで骨を焼いたことからできた造語だ。
それからすごい怖い説もある。カトリック教会に反対した異端者を火やぶりの刑にしたその炎のことも指すらしい。さらにフランス語でbonはgoodを意味するので、それが語源という説もある。
漢字の焚き火も面白い。
二つの木の下に火がある。
焚き火そのものを示す象形文字だ。
なるほど〜〜〜!
先週末に焚火をした。
アリの住処になってしまった楓の木の薪に落ち葉と断捨離した本類を加えた。
最近は雨が多いので乾燥している日を選んで燃やさないといけない。
それから近所迷惑にならないような時刻を選ぶことも大切。
よって土曜日の夕方に始めることにした。
薪は輝かしい炎で私の顔を照らしてくれた。
そして体もポカポカと温めてくれた。
でも空が暗闇で覆われるようになるに従って
一時は勇ましかった炎も少しずつ小さくなっていった。
蜂蜜色とブロンズ色の宝石も煌めきを失っていった。
パチパチというか細い旋律も消えた。
楓の木は生まれた場所に灰色の粉となって帰っていったのだ。
命が尽きようとしていた。
静寂の中で
敬虔な気持ちが湧いてくるのを抑えられなかった。
ふと思った。
自分も消えていく前にもっと美しく燃えないと・・・。
今はただ意味なくモクモクと煙を出して
くすぶっているだけ。
(そして周りに迷惑をかけているだけ😰)
ダメだよね〜。
それって。