今日は雨降り。
雨の日は人間が外に出てこないと知っているのか鹿の家族が餌を探しにやってきた。
5匹くらいいたけどシャッターチャンスを逃して撮れたのは二匹だけ!
鮮やかな緑の中で鹿の家族は食事を楽しんでいたようだ。
自然の中に野生の動物を見る時は自分が人間であることを忘れてしまう一瞬でもある。
ただじっと見つめ合い、無言のコミュニケーション。
全ての心の煩いが消えていった。
皐月雨と鹿が消してくれた。
話は変わるけど、
今日、夫があるズームミーテイングに出席した。
落ち込みをどうやって克服するかについて話し合ったらしい。
ミシガンは自動車業界の州で、コロナが流行し始めてからずっと痛手を食らっている。
米国の自動車会社の幹部は収入を50%もカットされ、中堅管理職は25%カットされた。
今もここまではひどくなくとも収入カットは続いているようなことを言っていた。
自動車生産に必要な半導体チップも不足していて中国から入ってこないので工場は通常通りには稼働していない。
(タイトル和訳:世界的な半導体チップの不足状態が「ひどい」から「最悪」になる。
なぜ、本年度の新車、スマホン、洗濯機などの市場について気にするべきかはこの理由による。世界的な半導体チップの不足は入手により時間がかかり金額上昇につながるからだ。)
実はこのミーテイングの出席者の多くが自動車業界で働いている。
だから皆将来を案じ心配している。
その上、
就職氷河期のため成人した子供も仕事を失い家に戻り、
新卒の子供も仕事が見つからず家に戻り、
親にまたしてもおんぶに抱っこ・・・。
いつまでも子供にお金がかかり期待していた退職も当分無理と嘆く男性もいた。
これらの悩み事で心が暗くなり希望が持てなくなる。
それで、結論としてこんなことが言われていた。
どんなことが周りで起きていても、それに惑わされて気落ちしないことが大切。
船が沈むのは外部から水が入ってくるからだ。
水は世の中の嫌なニュース。
船は自分自身。
どんなに淀んだニュースでも
それに一喜一憂しているのではなく、
自分という船をしっかり強く保てれば水は入ってこないのだ。
全ては自分次第ということか・・・。
自分の船の故障は全て直す。
つまり頑丈な船にする。
そして自分の船の舵をとる。
そうすれば嵐でも立ち向かえる。
強い船とは、
方向性を失わず、自分というものをしっかり見極め、生き延びられると信じて疑わない船のこと。
つまりメンタルに強い船。
所詮、明日は誰にもわからない。
よくなるかもしれないし悪くなるかもしれない。
心配しても仕方がない。
社会に溺れないで、自分の人生の舵を握り確かに生きていこう。
ちょうど庭に来てくれた鹿の家族のように。