9月7日、米国東部時間の午後7時。
お弁当用のご飯を炊いている間にプチトマトを取りに外に出た。
夫は会合に出かけて家にはいない。
猫と自分だけ。
外に出ると
夏の終わりを告げる虫の合唱がエンドレスで聞こえてきた。
風も吹いていた。
するとゴロゴロという稲妻とともに小雨が降ってきた。
このくらいの雨は大丈夫。
小雨と虫と風。
今晩の友達は彼らだけ。
静けさの中で繰り広げられる自然の小さな音の数々は
ずっしりと重い胸を撫でてくれているようだ。
重たい胸の中身とは
成人した子供たちのこと。
卒親しようと努力しているけど
それが思ったより難しくて・・・辛い。
でもこんなもんだと自分に言い聞かせている。
今日はこれでいい。
このくらいしかできなかったけどそれでもいい。
現状に対する満足度は50%でも、それはそれで仕方がないのだ。
それでも自分はどうにかやっていける。
自然の音を聞いているとそんな気になれる。
過去に別れを告げるって思ったより難しい。
でも難しいままでいい。