ちょっと前に、いかに一刻も早く家のローンを完済するか、それが夫と私の最近の主な会話の中身だとお話しした。
本当にかなり切り詰めないといけないと感じている。
もしかしてこれは自分たちの身の丈に合わない買い物だったのかもと後悔の念もないわけではない。
アメリカの都市部は危険
そういえば
日本の不動産物件でとてもお買い得なものが結構あるみたいだと気づいた。
本当に都心の便利なところでなければかなりいける!
そしてふとアメリカにそんな物件があるのかと疑問に思った。
銀行に差し押さえられている物件でもここまでは安くない。
衛生的に及び物理的に危険度の高い物件なら可能かもしれないけど・・・。
つまりこう言った感じの・・。😰
これを見る限りは米国はとても先進国とは思えない・・・はず。
ミシガン州はデトロイトがある。
(ちなみに日系自動車業界の駐在の方々はここには住んでません)
日本の都会とは違って
デトロイトははっきり言ってゲトー。
ゴミの山と見捨てられた建物の数々。
破壊状態はこのビデオをご覧になれば一目瞭然。
さらに他のアメリカの大都市と同様に犯罪都市でもある。
と言っても通りによるし時間帯にもよる。
いずれにせよ、運が悪いとその犯罪に巻き込まれるチャンスに遭遇する。
でも物件としては安い。
ただ日本の地方にあるようなお買い得品はほとんど見当たらない。
このため、いくらなんでもこんな場所にたとえ安くても住みたい人は少ない。
だから自分の身の丈に合わない地域にある身の丈に合わない物件を求めないといけない羽目になるのだ。
しかし、本当に貧乏なら選択肢は他にない。
アメリカでは貧困層は貧困地帯に住む
一般的に貧困層はかたまって貧困地帯に住む。
そして貧困地帯は一般的に犯罪率が上がる。
なぜなら貧困層は
さまざまな大きな問題を抱えており、生き抜くために道徳性とかとういう綺麗事を言っている場合じゃあないからだ。
一般的に自尊心も低いから悪いことをして憂さ晴らしというのもある。
もっともひどい貧困地帯ではなく、下流の上くらいならそこまで危険ではない。
だからこの辺で手を打つ人も多くいる。
デトロイトほどの危険度ではない。
ただ少数の住民や通りがかりの人が悪さをする頻度は上がる。
その点、日本は国全体を通して安全だ。
もちろん日本にも犯罪はある。
ただその頻度とレベルがアメリカのそれとは絶対的に似ても似つかない。
安全はタダではない
つまりアメリカでは
安全はただではないのだ。
空気のようなものではない。
もし安全を確保したければ安全な地域に住まないといけない。
しかし安全性と不動産の価格は比例するのがアメリカだ。
もし安全が大切なら収入に見合わないところに住むしかないのだ。
特に子供がいる家族にとってこの安全性はものすごく大切な条件になってくる。
だから安全なところは人気が高い。
おまけに不動産の価値も高い。不動産税も高い。
安全であればあるほど高くなる。
ということはど貧乏だと安全なところには住めないのだ。😰
じゃあどこに?
いっそのこと田舎はどう?
安全で地価も比較的安いけど。
田舎は少々安くなるけど問題がないわけではない
上の写真のような田舎なら安全度が高い。
不動産もどちらかというと安い。
ただ田舎には違った問題がある。
田舎の問題は人種差別。
有色人種にとっては中途半端な田舎や農業地帯は住みにくいのだ。
(誰もいない山の中なら大丈夫😅)
そこそこ日本人が住めるようなコスモポリタンで
尚且つ比較的安く、さらに安全なところといえばあまりない。
結局お金を払わないと住めないところしかない。
よって我が家も日本の方から見れば考えられないほどのド田舎でも、
人っ子一人もいない山中というわけではない。
だから結構不動産の価値が高い。
もっとも引っ越してきたばかりの時は高くなかった。(デトロイトよりは高いです)
安全で学区の平均成績が上がったので、人口が増えたのだ。
それで結果的に不動産の価値も上がった。
いずれにせよ、買った時の家の値段は真ん中の下くらい。
それでも我が家にとってはローン返済が大変なのだ。😓
アメリカ人は楽天的だけど・・自分は真似できない
しかしこんな世の中にあっても・・・
周りのアメリカ人は人生を楽しむことが第一のようであまり心配していない様子だ。
計画性に欠ける人がたくさんいて驚いている。
今日のことは今日が心配してくれるさ。
明日のことはケセラセラ!
ローンなんて一生かけて払えばいいさ。
利息なんてトロトロ払って当たり前。(うちの元次男とその嫁がそのいい例!)
困ったら行政がどうにかしてくれるさ〜!と思っている市民も多い。
しかし!
とても自分たちには無理な相談。
どうやって住宅ローンの完済を速めるか。
今も検討中である。