田舎に引っ越してきた理由は主に健康のためだった。
夫に呼吸系の問題が出たので空気のいいところに移ることにしたのだ。
とは言っても購入したのは35年ものの中古物件。下々の人間はこれが限度。古いだけならまだしも、この家はこのままではとても住めない状態だった。地下が浸水したことがあるようで、また1年無人家屋だったこともあり、家中がカビ臭かった。
当然こんな家には住めない。
とりあえず引っ越し前に窓を全開し繊維質のもの(カーペットやカーテン)を全て除去しくまなく掃除をすることにした。
それで多少はマシになったけれど、もともと古い家なので、家に染み付いた臭いが取れない。屋外の空気だけ改善しても屋内の空気が悪いなら意味がない。
ということでただのDIYではなく
「大改造」が始まった。
でも以前の家はすでに売却してしまったので、この家に住みながらの改造だった。ということは少しずつしか着手できない。
我が家は春夏の4ヶ月間に集中してこの改造に勤しんでいる。
米国の周りの人は海外旅行などで楽しんでいる間に我が家は肉体労働に従事している。人から見ると馬鹿げているのかもしれない。
けれどもプロにお願いするお金もないので自分たちでするしかない。
それからかれこれ12年。
屋内の空気も夫の健康もかなり改善されたように見えるが、それと同時に労働からかなり加齢に拍車がかかったようにも見える。
それでは最初に取り掛かったバスルームをご紹介したい。
我が家はバスルームがなんと4つもある!
上の階に二つ。下に一つ。書庫に一つ(使っていない)。
ちょっと、なんでこんなにあるのお〜???
(数が多いと私の掃除の量が増える!)
以前の家主はよっぽどの大家族か大食い家族だったに違いない(^^;)!?
上の階にある小さなバスルーム
ビフォー
南向きなのに窓がない!ってどうゆうこと?
暗くてなんとも嫌な感じ。
浴槽とその周りの壁はもっとも安いプラスチック製、つまり発がん性物質!
天井もカビっぽいねえ〜。
隣の家の人によると、なんでも以前の家主はこのバスルームを大型犬の部屋とし使っていたとか。どうりで臭い!
アフター
へ〜んし〜ん〜!
トイレの場所は移し替え浴槽はアンテイックスタイルのを注文し夫と三男が入れてくれた。わたしは製図デザイン担当及び工事現場監督。労働はもっぱら男性陣が担当。ごめん(・_・;
窓を入れて明るくなった!タイルの壁の上は湿度に強いヒマラヤスギを使用。
カーテンはわたしが縫った。
カゴの中にはトイレットペーパーと布トイレットペーパー(コロナでトイレットペーパーが買えなかったためTシャツを切って作ったもの)(^◇^;)
右の家具は夫がこの狭いスペースに合わせて作ってくれた。
その上の洗面器は店で安売りしていたもの。上の鏡付きケースは夫が木箱を作り、それに既存の鏡を取り付けたもの。
How was it?
かかったお値段はと言うと(1ドル100円で計算するなら)
エコワックス(木材用): $5 (50円)
全部のタイル(床と壁): $150 (15000円)
ヒマラヤスギ材木(壁と天井): $160 (16000円)
洗面器: $65 (6500円)
カーテン(シーツでリメイク): $0(0円)
窓(中古): $40 (4000円)
浴槽(中古): $420 (42000円)
合計:$840 (84000円)
で、
これをプロにお願いするとなると
材料込みでなんと
$6,720 !(672000円)
ひえ〜!たっか〜い!
ご覧の通り、自分でやればかなり節約できる(8分の1)ことになる。
そして我が家のバスルームは健康的に且つ見事に美しく変身を遂げた!