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ミモザのアメリカ言いたい放題!

米国情勢下のダブルエコライフ

デモクラシーとは果たして平和なものなのだろうか?

 

 

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(出典:http://www.mediacircus.net/patriot.html)

現在アメリカでは主に三つの大きな事件がニュースで取り上げられている。

1。トランプ大統領の告訴。

2。先週起きた首都での国会議事堂侵入者の逮捕

3。政権交代準備。

 

今回は2番目の議事堂侵入者の逮捕に関わることを取り合げて行きたいと思う。

 

どうも多くの政治家によるとこの暴動はデモクラシー社会では起きてはいけないことだと騒いでいるようだ。
え?そうなわけ?

でもそんな話は聞いたことがないけど・・・・。😅

 

デモクラシーとは?

デモクラシーとは民主主義を意味する。

つまり、デモクラシーとは投票により指導的立場に置かれる人物を選ぶ社会。

上層部が勝手に指導者を選ぶ社会ではなく民衆が選ぶ社会。

そこまではいい。

でも、それは常に平和なやり方でないといけないような錯覚を覚えている人が多いようだ。

 

そもそも政治史的な見地から見るなら、

デモクラシーの初めは常に革命的な流血が伴っていたことを忘れてはならない。

アメリカのデモクラシーの初めも、イギリスの王政への、つまり絶対的な権力者への反抗によって開始された。その主な要因は英国側からの「課税」。

平和に仲良く話し合ってなんてそんなちょろいものではなかった。

もっとも最初は交渉や折り合いをつける努力もあった。しかし絶対王政に何を言っても無駄なのだ。大英帝国にとって植民地など幼児と同じ。相手にもされない。

だから力づくで反抗するしかなかった。

それがアメリカの独立戦争だ。

 

敵は訓練を積んできたプロの軍隊。その反対にアメリカ軍は農夫や商人で編成されたアマチュア軍隊。

誰が見ても、負けいくさ、つまり勝ち目ゼロの戦いだ。こんな戦いに挑むなんて気が狂っているとしか思えない。実際、英国側は、米国の挑戦を笑い飛ばしていたと聞いている。

世界が見守る中で、アメリカは苦戦し、だが最後の最後で、フランスからの応援をもらい、アメリカは勝利に輝いた。圧倒的な戦力を保持する大英帝国の軍隊に勝ったのだ。世界中が驚いた出来事だった。

しかし、この戦いで命を落としたり不幸を被った人の数は計り知れない。

アメリカ側:

戦場での殺害者数:6800人

負傷者:6100人

捕虜:20000人

疫病を含む病気による死者:17000人

捕虜の死者:8000人

 

英国側:死者:5500人

負傷者死者総計:24000人

独側死者:7774人

 

これがデモクラシーの始め。

ちなみに、日本及びフランスの民主主義の初めも流血の歴史。

 

だから、

デモクラシーとは決して平和というわけではない。

これがわかっていない市民は

米国史のクラスでしっかり学んでこなかったか忘れている証拠だ。
教師が言いたいことを言えないというのもあるかもしれない。

そもそもアメリカは未だに文盲率が存在する国。

そんな国民にデモクラシーの真髄など理解に及ばないのかもしれない。

 

今回の騒動も、権力への「異議申し立て」であった。

そして流血をいとわない戦いに挑んだのだ。

それを黙らせるため、または見せしめ又は恐怖のため、新政権は関係者を洗いざらしにしようとしているのだ。

「ほら、反抗すると罰が降るんだよ。」

と言いたいがための見せしめに他ならない。

こういうことをするのは国に対する「反逆罪」だとか。

いや戦った人々は、愛国心からやったと言っている。

ついでに国会議事堂に実際に押し入ったのは、共和党員ではなく、ファシズムとテロリズムのグループとも聞いている。

 

最近、言論の自由も侵されている。言いたいことは公には言えない。

様々なメデイアは圧倒的に左翼に傾いていて、そのため偏った意見が多い。

それに踊らされている市民。

操られていると分かっていない市民。😰

 

平和が一番

確かに、

なんでも平和に物事を解決できるならそれに越したことはない。

でも平和にって無理でしょう。

デモクラシーでもうまくいっていないこの米国という社会なのだから

怒りまくる市民がいて当然なのだ。

怒りまくれば理性を失い、なんでもするだろう。

国会議事堂に侵入でもしたくなるのは当然。

 

昔からどの国でも権力者に反抗する人は捕まり、牢屋にぶち込まれた。

それでほとんどの人は泣き寝入り。

一部の勇気ある人がたとえ牢屋に入れられても拷問にかけられても自分の命を犠牲に、高い思想を掲げそれを公言することを恥としなかった。

実際に、そういう人物の名前が歴史に残されている。

残りのマジョリテイはわたしたちのような弱気の市民で構成されている。

だから結局、上に立つ人が自分たちのいいように政治を行うにぴったりの環境が作られる確率が高い。

おまけに米国で政治家になるタイプのほとんどが「権力欲とエゴが強い」タイプ。

本当に社会を良くしたい政治家は片隅に追いやられてしまうことが多い。

 

彼らは選挙演説の時は社会改革の約束ばかり。

それは嘘ではなく、真心からそう願っているのだと信じたい。

そしてそういうつもりがあるのは本当かもしれない。

でも、民主主義のやり方で、社会改革はなかなか進まないのだ。

みんなで仲良く話し合ってって、なかなかオチがつかない。

決まったとしても、その決断が気に食わない人は必ず出てくる。

だから”仲良く””冷静に”って、それはない。

たとえ議会で決まってもいつまでもごねているケースが多い。

だからこのやり方が果たして効率的なのかどうかはわからない。

 

かといって一人が勝手に決めるやり方も問題。

だからそういうものに無闇に期待したりすることが問題でもあると思う。

政治家も市民もできることしかできない。

 

デモクラシーは理想主義的。

でも人間は理想からかけ離れている。

だから究極的には社会がどうのということではなく個人の問題も多くあるように感じている。

 

うちの長男は大学院で、

「社会問題が個人に及ぼす影響」を研究しているが、

私は「個人の問題が社会に及ぼす問題」も同様に大きいように感じている。

 

だって、

悪い社会を作っているのは超本人の国民であり、その国民の中身が腐っているからでしょう?

みんなが善人になれば問題が減るのでは?と思うのだけれど、そんな世の中が来るわけないので、社会の方をどうにかしようとする方が簡単なのかもしれない。

 

こんな問題ばかりの世の中を相続したいバイデン大統領の成功を祈るしかない。

しかし、今日もまた困窮している市民宛の給付金の話をしていたけど、余分なお金はないので全部借金。

その借金は自分達のひ孫の代まで持ち堪えるそうだ。

借金が増加するとGDPが下がり、インフレーションになる・・・・。

じゃあ紙幣を印刷すればいい?これもドル価値の下落につながり経済に影響を及ぼす。

 

次の予算を決めていたけど、コロナの予算って予算以外の予算なんだけど・・・・😅

だったらこういうのって予算って言わないでしょ?

これだから・・・

アメリカっていう国はまったくもう・・・・。😰 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラスト:MCL