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ミモザのアメリカ言いたい放題!

米国情勢下のダブルエコライフ

アメリカ人はおおらかでサバサバしたイメージだけど・・・

 

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フレンドリーなアメリカ人。

(出典:https://efsantabarbaranews.com/2018/08/23/why-are-american-people-so-friendly/

長く外国に暮らしているとはっきりと認識することがある。

それは日本という文化と日本人特有の習慣を。

 

日本人は行間を読むことが得意で、

人の心に寄り添うことがおそらく世界で一番得意な国民性ではないだろうか。

そんな風に思う。

人にお願いされなくとも、その人の心を読んで先回りする文化であると思う。

 

そういうことがアメリカにあるかというと

ほとんどない。

彼らには気を利かすとかそういうことは頭にも浮かばないようだ。

 

でも他の意味で気を利かせるというのはある。

男性が女性の気を引くために、気を利かせるとか😅

人に気に入られるようにう〜んとフレンドリーにするとか。

でも実はそのフレンドリーさには深い意味などないことが多い。

つまり日本人のお辞儀のような感じ。

だから癖というか国民性。

おおらかでサバサバしているというのは見かけだけ。

だからその笑顔と感じ良さに騙されてはだめ。

 

俺に任せておけ!

最近こんなことがあった。

三男が大学卒業で仕事を探していている。

でもコロナ禍で過半数の州政府が長期にわたり社会を抑圧したため株式市場は上り坂でもビジネスは痛手をくらい、そのため新卒者の仕事が全く見つからない。

 

先週は、期待していた会社から(友人が推薦してくれた)も断られ、泣きそうになっていた。

その姿を見て、

夫は「まあ頑張れ」というような励ましの言葉をチラッとかけていたけどそれだけ。

息子といえど所詮他人。

男性は切り離すことができるようだ。

 

でも私はできない。

息子の苦しみは母の苦しみ。

息子の悲しみは母の悲しみ。

息子の人生が空回りをしているのは自分の人生が空回りをしているのと同じ。

 

子供と母は一心同体のような感じがする。

だから子供の人生に問題があると母は一日中悩んでいるのだ。

こういうことはまず自分の夫にはない。

夫は「今はこれこれをする時間だから」と全く切り離し、子供のことは頭にも過ぎらないらしい。

でも母親はたとえ仕事をしていても家事をしていても、我が子のことが心から完全に消えてしまうことはないのだ。😭

 

それで、あまりにも心配なので

ある有力な社会的地位のある方に連絡をとり仕事の紹介をお願いした。

彼は日頃から息子を高く評価し、機会があれば’なんでも’助けてあげるよ、

とほのめかしていたからだ。

その機会が今回来たので恥も外聞もなくお願いしてみた。

ところが、

答えは

「助けたくない」「助けられません」「自分でやれ」

だけ。

 

やはり、自分の子供や孫だったら絶対に助けるでしょうが他人には冷たいのか。

それか助けてあげても自分に利益がなさそうだからなのか・・・。

この人は妻と一緒に、We love him so much!といつも言っている。でもうちの息子が困っているときに助けないのは愛とは言わないのではないだろうか。どうせこれも大袈裟なアメリカ人か、と思うと本当に嫌な気持ちにさせられた。

 

この行間を読む癖が一生抜けない私の憶測では、

助けたくない理由は、

後で自分にマイナスになるような可能性のあることはやりたくないからで、

「こんな人を紹介してくれて!」などと後で言われたくないからで、

責任を取りたくないからで、

それはつまり自分の立場を守るために決まっている。

 

要するにアメリカ人の定義が

私が常に感じていることと的中してしまった。

その笑顔とフレンドリーで親切そうな態度には何の深い意味もないことを。

そのベラベラ調子よく喋るその言葉にも全く深い意味もなく誠実性のかけらもないことを。

彼らのナイスネスとは自分のためにある。

つまり自分が嫌われないため。

自分の経歴に傷をつけないため。

自分にプラスに働くようにするため。

 

息子はもう一人の知り合いがおり、彼も大成しており、常々、息子を弟のように可愛がっており、助けてもらいたいことがあったら遠慮なく言うように、と言っていた。

だから今回、早速彼にも連絡をとるようにと本人に促した。

でも息子はどうせ何もしてくれないだろうと行動を起こしていない。

今までも誰も助けてくれなかったので、「どうせ無駄だ」と感じているそうだ。

 

インターンシップを探している時も、かなり多くの人に声をかけた。

みんな「ウチの会社で雇ってもらえるようにベストを尽くすから期待しておいて」とそんな調子のいいことを言って息子を喜ばせていた。

息子の舅がその一人だった。

 

息子の舅

息子の舅も調子がいい。

結婚したばかりの時、インターンシップを探していると息子が伝えたら、

「俺は色々顔が広いんだ。任しておけ!探してやるから。」

と言ったので息子は期待していた。

 

でも見つかるわけないのだ。

彼は社会の重要なポストについているわけではない。

肩書きがあるわけでもない。

株式会社の上層部にいるわけでも

自営業を営んでいるわけわけでもない。

おまけに、セントジョージには引っ越してきたばかり。

だから人を知らない。だから顔が効かない。

でも大きな口を叩くのは得意。

大袈裟に話して人にものを売りつけるのが仕事ですから、

得意に決まっている。

 

おまけにこの町は人種差別もあることで有名。だからこんな田舎に息子に仕事はないだろうと本人に言っておいたのだ。

結婚後、息子と嫁は嫁の実家に住むことにした。舅が自分の家に住めと勧めたから。

ということはその街でインターンシップを見つけないといけない。

そんな人種差別のあるような田舎に彼に仕事などない、とはっきり伝えた。

しかし息子は舅に気に入ってもらうためにそこに夏の間に住むことにした。

 

だから私の予想が的中した。

案の定、見つけられなかった。

それなのに見つけられなかったことに謝るなんて全くなかった。

日本では、

「絶対に見つける」と言ったらそれは固い約束なのだ。

それを息子に言うと、舅の方の見方をしていた。

「彼はそういう意味で言ったのではない」とか。

 

息子の舅は自分のメンツを潰したとかそういうのは感じないらしい。

もっともアメリカ人一般が感じないのだ。

それが彼らの国民性。

そういうのをサバサバした明るい性格と呼ぶのだろうか?

 

サバサバじゃあなくて無責任!

それにアメリカ人だから明るいというのも正しくない。

ただ人の心が読めないというそれだけ!

人の立場に立って物事を考えるなどというそんな繊細で複雑なことができない単純思考の人間の集まり!💢

 

アメリカ人に対する悪評価

結局おおよそのアメリカ人というのはこんなものだ。

30年以上もアメリカに住んで、一般的に彼らは頼りにならないことを痛い思いをして学んだ。

彼らの心中にあることは自分自身の利益。それが最も大切なのだ。

所詮個人主義者の集まり

だから、助けてあげるよ、と言っていても、

本当にあとでお願いすると嫌な顔をすることが多い。

「それはできない」と言う。

じゃあ何ができるか、最初からはっきりと言ってくれ〜!💢

 

要するに、調子がいいのだ口だけが多い。

信頼おける人物というのは一般的に調子のいいことは言わないものだ。

言葉数は少なく、大袈裟なことは言わない。

でも誓ったことは必ずやってくれる誠実さがある。

 

でもアメリカ人には大洞吹きが多い

それもそのはず自分の自慢はこの国では全く問題がない。

日本語なんて「こんにちわ」しか言えなくとも

日本語ができると言っちゃうその自信の凄さ。

ポジテイブでいいという意見もあるけど、ちょっと・・・と思うことも多い。

 

口に出してやると言ったら死んでもやるべき、というのは日本人。(切腹の文化ですから😅)

もし約束は守れないという気がするなら

日本人はとりあえずやってみますが結果はどうなるか約束はできない、とか予め言っておくものだ。それか他の人に頼むとか。

それか黙っている。自分で自主的に「助けるよ」と言っておいて助けないのはどういうこと?

もし努力の甲斐なくできなかったら謝るというのもある。

でも息子の舅は謝りもしなかった。

「一生懸命探したけど、できなかったよ。本当にごめん」と言って欲しかった。

それすら言わない、ということは悪かったとは思っていないのだ。

娘婿の人生を狂わしておいて罪悪感を感じないのだろうか???

 

アメリカ人は謝らない

本当に謝らない。

法律沙汰になることを恐れているようだ。

 

日本人は行間を読むことに気をつかいすぎて、人間関係が複雑化しやすい。

でもアメリカ人はこれでわかるようにサバサバしているせいか、そこまで人間関係が複雑化しない。

根にもたないのだ。

でも私は根本的には日本人。

だから根に持つ。

特に我が子に関することは。

 

でもふと思った。

多分お金を払えばやってくれるのだろう。

やっぱりただでは何もしてもらえないということか・・・。

だからご利益主義・・・。

 

自分の国が世界で一番すごいと信じて疑わない人がアメリカ人のほとんどを占める

アメリカには、自分の国が神に選ばれた国と、本当に冗談ではなく心の底から信じている人がたくさんいる。

世界中の人がこの素晴らしい理想郷に移民したいと本当に信じている。世界中のすべての人がアメリカ1番と思っていると信じて疑わない。

本当は問題山ほどありなんだけど、よその国よりマシとか思っている人も多数。外国のことを知らない人が多い!外国語も話せないし・・・そもそも外国や外国の文化に興味がない人が国民の大多数に見受けられる。断っておくけれど、日本にいるアメリカ人はあくまで異種でマイノリテイ。

だからなぜわたしがずっとアメリカ国籍を取らないか理解できないと言われた。

だって世界で一番素晴らしい国なのだから。

でもそれって彼らに都合のいい信条だと思う。

先進国から来ている人はこれを聞いて皆笑っている。

それでもって、そんな世界で一番の国に住んでいる自分たち市民も世界で一番のような幻覚と妄想を真実と信じて疑わないところがもっとすごい。😓

そういうところがアメリカ人の偉大なところなのだ。😅

 

何年住んでも外国は外国でしかない

この外国にいて頼りにできるのは夫しかいない。

親戚もだめ。

アメリカ人の「何か助けることはありますか?」というのは

ただの美辞麗句。

または挨拶。

それでお願いすると、

「それはできません」と彼らははっきり言う。

それか「絶対やってあげるよ」と言いつつ結局やってくれない。

自分で先に言い出しておいて、お願いされると迷惑そうにしている。

そのケースが多かった。

 

つまり!

彼らにできることなどほとんどないのだ。

(やっぱりお金を払えばやってくれるんでしょう・・・😓)

 

でも日本人はこんな時は言葉を濁す。

それも嫌だ。

だからアメリカ人のさっぱりとした根にもたない文化の方の方が楽とも言える。

どちらがいいとか悪いとか、白黒をつけることは難しい。

 

ただやっぱり誰も頼りにならない、と感じている。

アメリカに住んでいて、この誰も頼りにならないという気持ちは

緊迫感から自由になれないことを意味している。

所詮、何十年住んでいても外国には変わらない。

いつも気が張っているので心も休まらない。

 

なんでも心を許して話せるのは自国出身の永住組。

アメリカ人(白人)の友人もいるけれど、嘘の笑顔で誤魔化すことが多い。

そもそも紳士淑女というのはそうするべきなのだ。

そして所詮、文化と人種と言葉の壁を’完全に’越えることは難しく

長年の間に、そんなことに努力をすることでさえすでに諦めてしまった。

 

この国に住んで自分の心はすさみ、人を疑ってかかる人間になってしまった

それは悲しいことだ。

日本にいた時は、人間関係は信頼の上に成り立っていた。

自分が良い人になるように努力していたら正直に認めてくれる人がたくさんいた。

 

私はアメリカ人のほとんどを信じていない

この国には機会があったら利用してやろうと思っている人はたくさんいるからだ。

だから利用されないように、目を光らせている

それは自分だけでなく家族を守るためだ。

 

我が夫はこんな野蛮な国に全く合わない善人で、

人に利用されても何も言えないし、何も言わない。

まさに仏様のような人。

そのため自国なのに彼にとってこの国は住みづらい。

だからこの外国人妻が戦わないとどうしようもないのだ。

 

自分はこの国に来て野良猫のようになってしまった

大人しそうなふりをして実は違う。戦う時は命がけで戦う。

自分の意見も言えるような雰囲気の時は言うようにしている。

黙っていれば、言いたいことがないからで、自分の意見のない馬鹿と彼らは見る。

でも、言えば言うで、勝ち目がないことも多い。

そんな時は、嘘の笑顔で適当にあしらうしかない。

でも金銭や法律に関わることでは黙っていてはいけない。

馬鹿にされて笑っている場合じゃあない。

そんな時は激しく戦わないと不利な立場に立たされる可能性が高い。

嫌われるとか人にどう見られているとか気にしている場合じゃあない。

本当に疲れる国だ。😰

 

日本は古いしきたりが多く(これを常識と呼ぶが私にはさっぱりわからない😅)

人の心を読むのが常識で

周りに足並みを合わせることが常識で

それをしないと村八分にされることもあるしで、

こちらがミスをするといつまでも根にもたれることもあるし、

陰口なども女性の間ではとても多い。

そのため

人間関係が複雑化しやすい。

 

それでも

平和な日本が懐かしい。

たとえ地震があっても津波があっても

そこに帰る家がなくとも

嫌なことがあるたびに望郷の念で目が潤んでくることが過去に沢山あった。

でも今は開き直ったズーズーしい人間になってしまい、日本のような上品な国にはとても住めそうもないので帰国は諦めた次第。

 

結論

どこに住んでも嫌なことはあるし嫌な人はいる。

アメリカ人が皆嫌なタイプというわけでもない。

みんな不誠実であるわけもない。

そもそも彼らは自分たちが不誠実にしているとは夢にも思っていないのだから、

こちらが文句を言ってもどうしようもないことなのだ。

 

これも文化なのだろう。

国民性なのだろう。

だから結果的に文化の違いから誤解が生じることは避けられない。

 

現在、越えられない壁を壊して進むことに疲れた自分は信頼のおける少数の友人だけで十分で、

残りの人たちとは関わらないようになった。

それでもいいかと思っている。

心底からおおらかでサバサバしたアメリカ人になどなれない。(いればの話)

でもフリならできる。

それでもいい、と開き直るしかない、か。

 

 

 

 

イラスト:MCL