アメリカはこの季節に街並みにも住宅地にもイルミネーションが目立つ。
真っ暗な中で綺麗な照明は心を明るくしてくれる・・・のはわかる。
しかしこれって結構な電気代になるっていうのも事実。
だから我が家ではしない。
ついでに今年はクリスマスツリーにもこの’電気の飾りつけ’はしないことにした。
家のどこにもしない。
節約のため。(電磁波を発するため健康にも悪い)
ケチを貫く理由
その主な理由は
実は家のローンの返済がまだ約半分ちょっとしか終わっていないから。
支払い額を少しずつ増やしているけど、それでもなかなか減らないのが現実。
それは特に最初の10年間は支払額のほとんどが利子に回されていて元金に適用される割合は微々たるものだからである。(銀行も損をしたくないからね・・・・)
だからこちらも賢い戦略が必須。
住宅ローンより、子供の大学の学費や医療費や退職金への投資に集中していてローンは見過ごしていた。(この中で一番の無駄は子供にかけた教育費!)
しかし最近、
夢の中で、夫に再度確認した方がいいと誰かに言われた。
翌朝早速、夫にしつこく追求してみた。
すると!
予測通りどんぶり勘定だった!
なんと家の利子はまだ月々$400イコール4万円近くある!夫に利子を問いただすたびに、いや〜スズメの涙くらいだよ!と言っていた!嘘!
どうしてそうゆう嘘をつくの?
もしかしてその金額は夫にとってはスズメの涙でも私にとっては大金ってこと?
そもそもこれって年間50万円の利子!
どこから見てもどう考えても大金じゃあああああああん!!!!!!😰
家のローンはさっさと払わないと損をする
アメリカでは通常夫が大まかな金銭管理を担当する。
でも我が夫の管理はズサン・・・・。だから私がちょくちょく確認しないといけない。
夫はスーパーフォーカスタイプの人で、さまざまなことに頭が働かない人なのだ。
だから妻が「あれはどうしたの?これはどうなったの?」と催促しないと恐ろしいことになっていることが多い。
でも2021年はこの確認頻度がさらに増えた。
現状に怖いものを感じるからだ。
今後の世界状況は不安。(日本は平和な雰囲気ですね・・・)
そしてもっと悪いことに夫も私もいつまで働けるかわからない。
だから投資に回すか借金を返済するか・・・で迷った。
投資市場が伸びている時は、得られる利益と家のローンの利子を比較してみて、投資から得られる利益がローンの利子を超えているため今までは投資、つまり退職金に回していた。
けれどもつい最近、ちょっと投資も伸び悩み。(危険な類はやってません)
そんなことを考えているときに、夫の健康状態が一気に下降線を辿ってきて
先行きが見えなくなった。
だから家の借金返済によりスピードを増し加えることにした。(ちなみに借金はこれだけ)
通常、米国では支払い期限が最高30年ある。
でももし最低限の金額だけを目一杯30年もかけて払っていくと、
総支払額がなんと2.5倍になる!
その理由は利子!(日本よりうんと高い!下がっても3%程)
この利子と不動産税を払い続けていくと莫大な金額に登る。従って不動産を所有することが良いことなのかどうか、その価値を見出せないと思うことも多い。
老後に住むところがあるのと売却すれば売上金が入手できる・・・という利点があるけど・・・それもどのくらいの売上金になるかによる。
つまり所有する不動産の価値がどのくらい上がるかによる😅
もし今のインフレがさらに悪化し米ドルに価値がなくなった場合は現金を持っていても意味はない。しかしたとえそのドルに価値がなくなっても、家のローンは消えてはくれない。
そしてもしアメリカが共産主義にでもなったら、この私有不動産は国に没収されるかもしれない。😰
ただし、すでに返済が完了しているならその可能性は低い。
そのためローンはできるだけ早く返済を終えておいた方がいい。
という結論に達した。
それで借金支払いに拍車をかけることにした。
そのためにはドケチ精神で生きていかないと思うようには進まないだろう。
でもそこまでしなくともいいんじゃない?という人もアメリカには多い。
根っからの楽天家の集まりなのか・・・。
それとも・・・・。
困った時の神頼みは効かない
夫が友人にその話をすると・・・
「神様が助けてくれるから大丈夫だよ!」と言っていた。😰
いやいや、神様だってこういうのは助けない。
だっていくら神様でも
人間が起こした問題の尻拭いはなさらないのだ。
(聞いてる????)
だって・・・貯蓄もせず投資もせず人生を謳歌してきた人が今更困ったから助けてくれって・・・ちょっと調子が良すぎると思いませんか?
お金のことは計画性がないといけないし、
他力本願でほとんどうまく行ったことはないと歴史が証明している。
もちろんどんなに計画的にことを進めたとしても、人生は思わぬ出来事で満ちていて計画通りにいかない時もあるのは認める。
ただ、計画的に進めた方が成功率は上がるというのは真実だ。
祈り願うだけで何もしない人と
ただ見えない力に頼っている人はこの世では通用しないのだと思う。
まあ奇跡はあるけど(宝くじに当たるとか?)・・・自分の人生ではお金に関してはあまり起きたことはないというのも真実。
学習し、研究し、決断し、行動することはこの地上に生きている限りは必須事項なのだ!
(ただケースが多すぎて、ストレスになることも見逃せないけど・・・・・・)
やっぱり昔から言われていることは真実だとつくづく思う。
若い時の遊んだお金は無駄金。
(日本ではそれが貴重だと言っている人もいるけど、アメリカにはそんなことを口走る人はまずいません)
安定を望むなら、若い時から貯蓄に励み計画的に物事に臨む人が賢い人。(😓!)
でも大成したい勇気100倍の人はちょっと違う。
大成には賭けが伴う。
でもそれは仕方がないことだ。
じゃあ賭けという現実を受け入れどうやって大成するか・・・
それは、つまり・・・
色々情報を集め検討し、その後決断をするけれど、100%の確実性というものはあり得ないので、60%くらいで賭けをする。つまり直感で決断。そのあとは現実的に進める。
これだとうまく進む確率は上がる。
後は執念。
結論
クリスマスのイルミネーションは確かに美しい。
でも先行き不安な時はそんな節約の敵のようなものはどうでも良いのだ。
はっきり言って多額の借金があるのに審美にまで気が回らない。😅