現在アメリカはハロウィーンで浮かれている。
さまざまな飾り付けやカカシのコンテストなんてのもある。
子供たちが小さいときはこういうお祭り騒ぎに積極的に参加した。
でも個人的には関心ゼロ。
ハロウィーンだけでなくアメリカの季節の行事全般に関心ゼロ。
ただただ子供たちのためにやった。でも親は全く楽しんでなかった!
(ムダな時間だったと今となっては思う😅)
それで今は子供たちも成人したので
堂々と棄権できてチョー幸せ〜!
でも日本の駐在員のご家族は面白がっているよう。
それは・・・多分・・・あくまで半分観光気分でここに住んでおられるからだろう。
でも永住組にとってはそんなのどうでもいい。
永住組の生き方
そもそも、アメリカという国は、何年住んでも自国にはならず、
何年住んでも英語もネイテイブレベルに到達せず、
何年住んでも愛国心などこれっぽちも湧かず、
何年住んでも人種差別に嫌な思いを重ね、
何年住んでも乱暴な言葉遣いの国民性に嫌気を感じながら、
犯罪に巻き込まれないように、
余裕なしで
真剣に生きているのだ。
つまり常に前線にいる感じ・・・😰
知り合いの駐在員妻はお菓子作り教室を駐在員妻向けに開いていた。
わたしは住む世界の違いを顕著に感じていた。
もちろん、すごく賢く自分の考えをしっかりもっている女性も知っている。
でも前者の口から政治経済の話題が出ることはなかった。
社会問題、宗教、哲学、科学も一切ない。
薄っぺらい内容の話しかない。
時々出てきても、そういう話題はなるべく避けて通ろうとする。
旦那様と子供とどこそこのケーキが美味しいとかそんな類が多い。
だから話が合わない。
でもそれだと嫌われるから、
馬鹿みたいに、「おほほほ〜すてきざあます〜!」とか相手に合わせて言っている。😅
「なあなあで済ませる」のが日本の美徳だからそれに従うしかない。
でも内心「アホらしい・・」とため息をついている。
他に考えるべきことが山積みになっている
そもそも考えないといけないことが山積みになっているのだからアメリカのお祭りについて考えている暇はない。どこのケーキが美味しいとかどうでもいい。
11月中旬には選挙もあって、誰にしようか勉強しないといけない。
この選挙で国会議員のメンバーの顔ぶれが大きく変われば今後の国の方向性にも変化が訪れるであろう。だから自分の一票を無駄にはできないのだ。
そして・・・
株式で失った損失をどうやって取り戻すか・・・と案を練らないといけない。
ついでに仕事のことも考えないといけない。
勤務している会社は10月からパートにして本業に戻ることにしたのだ。
このウィンターホリデイは稼ぎ時なので、このチャンスを逃さないようにと忙しい。
だからハロウィーンは我が家には存在しない。
そのために散財する金銭的余裕もない。
階下に住んでいる借主は、子供たちにコスチュームを買ってあげていた。一人30ドル!(三千円!)これは高い。
一人30ドルなら4人で120ドル(1万2千円!)
高いね〜〜〜!と娘さんに言うと、そんなことないわ!と言っていた。そうでしょ、そうでしょ、親のお金ですからね😅
お金がないのに、退職金を貯めているわけでもなく、将来の計画もなく、でもこういうことに散財する計画性ゼロのある種のアメリカ人に・・・呆れる。
我が家ではこんな散財をしたことはない。子供のコスチュームは、ただで友人から譲ってもらうか、中古ショップか、母親が作ってあげるかで、大きくなってきたら自分で考えて作れと言っていた。
今日は冬支度で多忙
こんな家族を横目に今日は薪を拾いに行ってきた。
帰り道、大型犬の散歩をしている男性がいたから、車から手を振って挨拶した。
でも見事、無視された。😅
この道で挨拶をしても90%は無視される。すぐ目の前を歩いていても無視。😰
これもある種の人種差別なのか・・・。
人種差別
実際、米国では有色人種を毛嫌いしたり無視する白人は多い。
白豪主義は今も根強い。
大学の社会学のコースでは、白人が差別するのは「有色人種や他文化についての知識に欠け、怖いから」と習った。どうして良いかわからないからいっそのこと無視するとか。無視だけならまだいいけど、もっとひどいケースもある。
だからそれがトラウマになっていて、白人に会うと「この人は大丈夫だろうか」「挨拶してもまた無視されるのだろうか」と、疑ってかかるようになってしまった。「またいやなことを言われないだろうか」とかとっさに構えたりもする。
それが嫌だから、最初からこちらも無視するか・・・そばに寄るのを避けよう、
と思うことも多い。
やっぱりどうみても、白人は有色人種にこの国を出て行って欲しいのだ、と思うことも多々ある。
この国は様々な人種や宗教や文化が入り混じっているけど・・・
結局それぞれが孤立していて仲良くはできない国民性なのだと諦めている。
実際、それを望んでいるグループも存在している。
彼らは(白人にとっての)古き良きアメリカを復活させる!とか騒いでいる。
「白人の国に戻す!」とか言っている。
あのね〜アホとちゃう?
アメリカって、元々はアメリカ先住民の国でしょ?
それを白人がノコノコやってきて、のっとったっていう歴史を知らないとは言わせない。
しっかり勉強してこなかったアホな人なのか、それとも自分の都合のいいように解釈しているだけなのか・・・。
戻すも何も、元々彼らの所有物ではなかった。
こういう国ということもあり、アメリカのくだらない行事も祝うのは嫌なのだ。
参加棄権。
関わりたくない。
(なんで日本でもやっているわけ?!)
田舎は自然が綺麗で見ている分には好きだけど、
そこに住んでいる人が好きと言うわけではない。
彼らの多くは異常に保守的で外の世界に無知な人が多い。
海外といえばニュースで見聞きすることのみ。
当然アメリカ英語しか話せない。
(実は、英国出身の友人が、アメリカ人から
’ちゃんと英語を話してください’と言われるらしい・・・😅)
アメリカの白人以外とは話したこともないし関わりたくないと思っている人も多い。
(夫の親戚とかこういう感じ・・・・😅)
所詮、アメリカの田舎は日本人には馴染めない場所だと思う。
ハロウィンの事件
韓国のソウルでは10代後半と20代前半の市民150人以上が路上のハロウィンパーテイで事故に巻き込まれ、死亡し、130人以上が怪我をしたとニュースで発表された。
実はここアメリカでも毎年ハロウィンになんらかの暗い事件が起こることが結構ある。
大体が血生臭いたぐいのもの。
これに対して、ハロウィンは元々ケルト人の悪魔崇拝のお祭りが起源であることも事件が起こる理由だという人も結構いる。
つまりこの日には殺人事件などが起き、死者の血は悪魔への捧げ物なのだそうだ。
そしてこれにはこのような背景がある。
このケルト人が実践していた信仰はドルイド信仰と呼ばれ、10月31日を聖なる日としていた。この当日には、三次元の人間世界と四次元の心霊世界との間の幕が引き上げられ、死者の霊(問題あり霊)がこの世とあの世との間を自由に行き来できると考えられていたらしい。しかし、この霊が夜になると人間たちに悪さをしようと活発に動き回るので、悪さをする霊を騙すために仮装をするようになった。
つまり、幽霊のような白い衣や、魔女やゾンビなどをはじめとする、様々な種類の悪霊的な衣装で身を装うようになったらしい。
日本の良い子はくれぐれも真似をしないように、とはこのことですね〜〜〜。😰
いくら楽しい行事でも・・・起源は悪魔崇拝とか、とってもよろしくない類なので・・・軽々しくやらない方がいいかも・・・と思う。