自分も含めて米国市民は皆コロナと選挙のことで頭が一杯の今日この頃。
当然ハロウイーンなどどこふく風!
あちらこちらに選挙の看板が立っていて市民の真剣味が伝わってくるようだ。
こんな田舎でも道端に結構な数の看板が立っている。
我が家にも「早く投票してくださ〜い!」というお願いの葉書が毎日にように届いている。
(もう随分前に投票したんだけど。。。)
荒れる選挙戦
選挙戦はその名通り戦いだ。
それもかなり醜い戦い。
大の大人が3歳の子供(または思春期の非行少年)のように喧嘩しているのだ。
いや〜〜〜〜!恥ずかしい〜〜〜!
世界中の人が論争中継を見ているというのに。
そんなことどうでも良さそう。
もっと紳士的にやってくれないものだろうか。
ま、もっとも彼らはアメリカの一般市民を代表しているというとで驚くことでもない。
(アメリカで紳士を見かけるかって?それは・・・表立ってはとても言えません)😅
勝負はもうついたようなものだろう。
でも最後に思わぬことが起きる事もありうる。
もし民主党の大統領が勝てば社会が大きく変わる可能性もある。
この選挙戦でコロナ感染者の数も激変するのではないかと噂されている。
(だってあの数字100%本当じゃあないんですよ!つまり上乗せが大きいということ。病院に入院する人とコロナで亡くなる人と、コロナで病院が一杯なので病院に来れないで亡くなる人、それぞれ$17,000(170000円)が国から病院に支給されるのです。だから病院が絡む嘘統計であります。金儲けと政治がらみの数字です!これって噂でなくて実際にこれに携わっているて業界の知り合いから聞いた正真正銘の真実なのです。)
この政権交代が改善をもたらすこともあるが悪化も充分考えられる。
米国の大統領選挙は国内だけでなく世界が見守っている。
誰が上に立つかで世界が変動するからだ。
ただ市民は選挙後の暴動を恐れている。
どちらが勝っても暴動は避けられない。
革命はすでに始まっているという市民も実際いる。
選挙方法
それにしてもこのelectoral college(選挙人団による投票システム)という選挙法をやめてくれないかなあ。😤
米国では有権者が直接大統領を選ぶのではなく選挙人(electoral)が選ぶ。選挙人とは実際はポイントのようなものだ。
まず、有権者が自分の州で大統領候補に投票し、その中で最も投票数の多い候補者がその州に割り当てられている選挙人を全て取るという勝者総取り方式だ。
(https://america-seiji.blogspot.com/2016/05/electoral-college.html)
つまり簡単に言えば、これは直接選挙ではなくてポイントシステムと言った方が当たっている。
よってフロリダやカリフォルニアなどのポイントの多い州に勝負がかかっている。
問題は
この方式だと、他の小さな党はチャンスはゼロとなることだ。
ニュースでは共和党と民主党だけの名前を聞くと思うけれど、
実は他にも色々あるのだ!
例えば緑の党とか米国憲法党とかリバタリアン党(人気党で税金システム廃止案をサポート)など。
だけど、
いつもこの二つの巨大野獣党が戦っているだけの繰り返しなので社会はあまり変わっていない。
民主党対共和党
民主党(リベラル)が勝つと、税金が上がる傾向が高く(予算を無視する傾向)、保守派はそれを嫌がっている。しかし現在の社会状況は共和党のトランプ政権のせいであると見ている市民も多いので、今回は支持者が多い。
そういえばこの間オバマ前大統領がバイデン氏のために演説をしていたが、トランプ政権は実績ゼロで過去4年間何もやってないし、経済低迷も大統領のせいで、コロナ感染数が増加しているのも大統領の責任であると言っていた。
これって頭を冷やして考えてみれば簡単にわかりそうな気がする。ただ単に大統領に対する濡れぎせとしか思えない。こういうのはどうにもならない状況なのでは。
そもそもトランプ政権は”何もやってない”というのはちょっと大袈裟なのではないだろうか?
経済低迷においては、ロックダウンをかなり長引かせた民主党の知事のせいである。
共和党の知事の州は打撃が少ない。
この事実を無視して市民を煽動する彼に呆れている人も多いようだ。
確かにオバマ前大統領は演説が得意。でもオバマ政権時の悲惨な社会状況と経済状態を憶えている人もいる。コロナ抜きで国の借金が歴史上最高のレベルに到達したのもオバマ政権の時だ。我が家は相次ぐ税金の増加に頭を抱えていた。ちゃんと払っていたのに「足らない」と毎年催促されていた。その追加課税とは毎年平均$6000!(600,000円)
でも熱しやすく冷めやすい国民性のこの国の人々にはそんなことはどうでもいいらしいし、もう忘れてしまったらしい。あの時はあの時で市民はこぞって文句を言っていた。メデイアは米国史始まって以来のアホな大統領とまでけなしていた。
その嫌われ者である前大統領が演説台に再度上がり英雄気取りというのはおかしい。聴衆側も拍手喝采で彼を持ち上げていた。
みんな燃え上がって今の政権をつぶすことが目下の目標なのだろう。なんとなく選挙がフットボールの試合の熱気と変わらないように見えるのは、どうも冷めた目で見ている自分だけなのだろうか。
いずれが勝ってももっと冷静にやってくれないものだろうか。互いの敵をけなすのではなくて、自分たちはどのように現状を変えるつもりなのか具体案を示してほしいものだ。
大統領選挙は氷山の一角
しかし大統領選挙だけでなく
今年は事件が多くて全くもって疲れる!!!
例えば
コロナの流行:世界中
山火事:アマゾン、米国西部、他。
洪水:ベトナム、カンボジア、米国、他。
難民問題:イエーメン、ベネズエラ、他。
人道的危機:イエーメン、コンゴ、シリア、ナイジェリア、ベネズエラ、他。
飢餓(人口の15%以上):モンゴル、アフガニスタン、北朝鮮、イラク、エチオピア、ベネズエラ、ボリビア、ケニア、チャド、まだガスカー、タンザニア、ガボン、コンゴ、リベリア、モザンビーク、ボツワナ、コートダジュール、ブルキナアッソ、シエラレオーネ、ニカラグア、グアテマラ。
紛争:イエメン、リビア、ナゴル・ロシア、スーダン、アルメニア・アゼルバイシャン、他。
浸水:スーダン、米国、他。
ダム破壊:米国。
爆発:ベイルート。
市民の暴動:米国、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、ポーランド、ブルガリア、ベラルス、サービア、イタリア、タイ、香港、他多数。
イスラム過激派によるテロリズム:2020年だけで30件(有名なケースのみ)(https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_terrorist_incidents_in_2020)
ハリケーン・竜巻、台風の被害:例年通り
地震:主な所で、プエルトリコ、メキシコ、イラン、トルコ、ギリシャ。
もっとあることは確かだけれど、疲れたのでこの辺でやめておこう・・。
アメリカの大統領選挙が終わればこれに関する暴動はいずれ止むだろう。
ということでとりあえず1件は落着が近いことになる。
さて、今年はどう出るか。
世界が見守るアメリカ大統領選。
くれぐれもお見逃しなく。