畑の周りの柵にツタが絡まっている。
魅惑的だと思える植物の一つ。
秋が近づいてくると真っ先にこのツタが赤みを帯びてくる。
緑と
紫色と
赤が混じり
複雑な色合い。
水彩画の被写体にふさわしい。
油絵でもいい。
花は咲かせないけど、なぜか花言葉がある。
それは誠実、永遠の愛、結婚、死んでも離れない、など。
どんな強風が吹こうとも
しっかりと周りの構造物にしがみつき
決して離れない。
そんな個性を象徴しているかのようだ。
なかなか頑固。
でも頑固も美徳の時がある。
だって生きていくためには頑固さも必要だから。
しがみつくことも大切。
そうしなければ何の収穫もない。
ツタのように決して離れないで今やっていることを持続させることも大切な時がある。
特に結婚は”死んでも離れない”くらいの覚悟がないと持続が難しい。
嵐の度合いと頻度が生半可でないからだ。
そんな嵐の時こそつかまるものが必要。
たった一人で立ち続けていくことは不可能だから。