庭のさくらんぼの実がずいぶん赤みを帯びてきた。
赤い粒々小僧よ
ちっちゃくて我が子のようにかわいい。
そういえば自分の人生に収穫ってあまりない気がするけど、
例年、果物には収穫がある。
それだけが収穫かな・・・。
ま、それでもいいか・・・。😅
植物を育てることは心の肥やしだ。
その成長を眺めること・・・
土をいじること・・・
それらは決して煌びやかではないけれど
全て心を満たしてくれる。
ほっこり気分にさせてくれる。
東京にいた時はいつもアスファルトの上を歩くだけだった。
滅多に土の上を歩いたり土をいじったりもなかった。
街路樹と空模様だけが季節を教えてくれていた。
ただ眺めているだけの自然。
近くにあって遠くの存在だった。
毎日学校や仕事の往復で精一杯。
地下鉄の中からは外は見えない。
JR線に乗っていても外は見なかった。
その代わりひたすら本を読んでいた。
出かけるところもアスファルトで埋め尽くされた場所ばかり。
友人と博物館や美術館やコーヒーショップで待ち合わせ。
今、そんな都会生活が懐かしいと思う時もあるけど・・・
土に近い生活の方が本当の幸せを感じる。
そして本当の自分の声が聞こえやすくなった感じがする。
自然の力って不思議だ。