いらない服は全部断捨離!と言うのが普通の人の考えること。
それをする一部の人は寄付に回す。
でも
米国では寄付に回された服は約10%しか再利用されないであとはゴミになる。つまり地面に埋められることになる。
運よくアフリカなどの途上国に回っても、
とにかく量が多すぎるため処分に困っているだけでなく地元のファッション業界が倒産の憂き目にあっている。
彼の地では先進国は水不足で洗濯ができないから2−3回着たら捨てるというデマが広がっている。だから自国にこんなにたくさんの衣類が回ってきていると本当に信じているらしい。こちらは助けているつもりでも彼らは困っているのだ。
こういった自分の敷地さえ綺麗になれば他はどうでもいいという・・・。
はいてしまえば後はどうでもいいという無責任な考え・・・。
それは問題ではないだろうか。
だから我が家ではなんでも寄付に回したりはしない。(回すものは翌5年着そうもないもの)
また、まだ着れるものをゴミに出すなんてもってのほか。
先日、娘と自分の衣装箱から今後着ないであろう木綿のTシャツを山ほど掘り出してきた。
型崩れしていない類は寄付に回し、
ヨレヨレになっていた類は小さく切って台所の戸棚に収納。
何に使うかって?
ペーパータオルの代用に。
これで油物を料理した後など、食器や鍋を拭くために活用。
あと、ささっとその辺を簡単に拭く時にも活用。
当然他の掃除にも活用。つまり雑巾。
その他、化粧を落とすときにも活用。
ココナッツオイルでマッサージして、この布で拭く。
で、使った布は、この後ゴミに出すのではなく、
暖炉の燃料にする。
燃やした後の暖炉の灰は肥料になるので・・・結局はゴミが出ないことになる。
たとえゴミに出しても、これは資源ゴミなのでいずれ土に帰ることになる。
どうせゴミに出すんじゃあん!と言われるかもしれないけど、
違いは使い切ったか使い切っていないかということ。
我が家は一応、サステナブルな暮らしを目指している。
なかなか100%は難しいけど、まずゴミを減らすことはできる。
それから必要のないものを買わないこと、
つまり今手元にあるものを使い切ることで環境に貢献するようにしている。
ペーパータオルは便利だけれど、やっぱりどう考えても資源の無駄づかい。
実際、たくさんの便利なもののほとんどは資源の無駄遣いで地球のゴミの原因。
だから一人一人が小さなところで気をつけるのが大切かと思う。
え?そんなことにかまけている時間はない?
いやいや、
自分だって仕事があるし、
家だってしっかりアメリカサイズだから掃除に時間もかかる。
庭もばかでかいし、当然メンテナンスにかなりの時間を取られる。
それでも、このくらいのことはできる。
いかに資源を無駄にしないか工夫を凝らすことにそこまで時間がかかるわけではない。
一人の努力なんて大したことないように見えるけれど、これを世界中の人が実践したら大きな結果につながるはず。
特に日本は国土が狭いのだから、アメリカ式の消費経済活動を継続することはとっても危険!
たとえどんなにお金を稼いでも、自然を破壊したら自然界のバランスを激しく狂わせることになる。そしてそのしっぺ返しが人間に戻ってきて、人間は安全な食料を確保することもできなくなってくるし、水汚染や空気汚染も悪化しする。そうなったら生きてはいけない。
だから物の処分の仕方は重大問題ではないだろうか。