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ミモザのアメリカ言いたい放題!

米国情勢下のダブルエコライフ

米国北部の「冬あるある」から思うこと色々

今週は雨が降りそれがスケートリンク化し学校も休校となっていた。

でもその凍結雪もやっと溶けてきたので近所の子供たちも学校に行き始めた。

 

じゃあ春が来そうかとういうとそれは違う。

地面の雪はまだまだ残っていて冬はまだ続くはず。

それにまた雪が降ると天気予報でも言っているし・・・。

ちょっと溶けてはまた降り、と、これの繰り返しが春まで続くのがこの地方の冬。

 

今朝は昨日食べたステーキの脂肪塊を敷地の端っこに捨てに行ってきた。

野生の動物にあげるためだ。

動物も餌がなくてひもじい思いをしているに違いない。

そういえば、地面に動物の足跡が結構あることに気づいた。

 

なんの動物だろうか?

冬眠しない哺乳類だと思うけど・・・

 

うさぎは冬眠中のはず・・・

リスにしては大きい・・・。

猫?

「猫はこたつで丸くなる」のが常だからこれも違う。

やっぱりコヨーテかキツネあたりだろうか・・・。

もしかして鹿かもしれない。

 

ザックザックという雪を踏む音に耳をすましながら、

なんとなくその空気が

その足音が

自分の魂を洗ってくれているように感じる。

 

雪と同じように白い空を見渡してみれば静寂した世界が自分を見下ろしているのがわかる。

 

自分はただの小さな存在であるのだ。

そのただの小さな存在である人間は皆それぞれ必死になって生き延びようとしていて

もがいている。

それをこの白い空が見つめているのだ。

バケツに溜めておいてある雨水も氷と化して数週間。

今見るとちょっとだけ溶けている。

水も化学変化しているということか。

 

世の中もまるで変化が美徳というごとく慌ただしい。

その変化に遅れをとらないようにと必死になって足並みを合わせようとしているのが人間。

でもそれも限度がある気がしてならない。

 

そもそも世界中の全問題をネットで毎日確認できるって便利だけど・・・ストレスでもある。

だから自分はタイトルだけ見て全部開けたりはしない。

 

所詮この世はこんなものなのだ。

貪欲で高慢で利己主義な人間の作り上げた社会など問題があって当然なのだ。

それをいちいち確認することの馬鹿らしさ。

 

それに自分が生まれた時から社会はずっとざわついていた。

長生きすると見えてくるもの。

問題あり人間が管理している問題あり社会はこんなものだということ。

 

そういう世の中のことは時々は無視して自然を眺めるのを日課にしたほうがいい。

そうすると全てがくだらなく見えてくる。

全てが虚しく無意味に見えてくる。

 

おそらく大事なものってほんの少しのものなのだ。

そしてその大事なものって・・・

見えないものに違いない。

本当に大事なものは見えないもの・・・。

それが正しいような気がしてならない。

 

 

 

イラスト:MCL